プロに聞く!雪道の運転で気を付けることは?

雪道の運転をしている時にスリップして、ヒヤッとした経験があるドライバーも多いのではないでしょうか。

雪道は滑りやすい、前が見づらい、もしスタックしたら!!など不安要素は普段より断然多いですよね。

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降雪地帯の方だけでなく非降雪地帯の方にとってもなるほど~と役立つ情報があるかと思いますので、是非ご覧ください。
目次
左:竹岡 圭さん 右:奴田原 文雄さん

奴田原 文雄(ぬたはら ふみお)

全日本ラリー選手権では幾多のチャンピオンを獲得、世界ラリー選手権など国際的なラリーでも活躍し、伝統のモンテカルロラリーでは日本人初のクラス優勝を飾った世界的なラリードライバー。本格的なラリースクールを主宰し、後進の指導にも才を発揮する、北海道在住の雪道のプロフェッショナル。

竹岡 圭(たけおか けい)

テレビ、ラジオ、執筆、トークショーなど幅広い分野で活躍している。また、全日本ラリー選手権に参戦するなどドライバーとしての経歴をもつ。詳細は記事の最後をご覧ください。

雪道の走り方。まずはキホンのキから

ウインターシーズン到来で、まず気を付けることを教えてください。

雪道に限らずだけれど、まず運転姿勢が重要。

夏は駐車場以外では、ハンドルをクルクル回すなんてことはほぼないけれど、冬は突然スリップしてハンドルを回さなきゃならないような場面も出て来るので、まず背もたれを少なくても2段階くらい起こすというクセをつけましょう。

背もたれを起こすと、それだけでハンドルの上にちゃんと手が届くから、万が一滑った時にもとっさの操作ができます。

クルマに積んでおきたいグッズたち。スタック脱出の手助けも。

冬を迎えるにあたり、あらかじめクルマに積んでおいた方がいいものとかはありますか?

・スタックした時の脱出用に、使わなくなった毛布

・万が一の大渋滞に備えて古くなった厚手の上着

・業務用の軍手とスコップ

・簡易的な滑り止め

本格的な雪道に行く予定があるなら、チェーンかな。

スタッドレスタイヤを履いていても、雪が深くなったときには動けなくなったりするので、万が一の時は持っていると助かることがあります。

スタックしてもチェーン巻けば出られるなんてことも多いですからね。

あと、冬場のスノーシューズとか、長靴での運転は感覚がつかみにくかったり、操作がしにくかったりするので、履き替え用の靴をクルマに積んでおくといいですね。

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雪遊びをしにいくなんていう時は、ディーゼル燃料はお出かけ時に満タンにしないで、現地のガソリンスタンドで入れることが大切です。

現地のディーゼル燃料は寒冷地仕様で、凍りにくくなっています。

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ウインドウウォッシャー液は薄いと凍ってしまうので、原液に近いくらい濃い目に入れておきましょう。

不凍液と呼ばれるクーラントも、マイナス20度を下回ると凍ることがあります。

冬用ワイパーに替えておく

本格的に雪道を長距離走るなんていう時は、金属部分をゴムで覆った冬用ワイパーに替えておくと、フロントガラスの拭き取り性能がよくなるので視界確保の点でオススメです。

帰宅後はしっかり洗車

雪道は塩分を含んだ凍結防止剤が撒いてあることが多いので、雪道を走った後は帰宅後に、下回りをしっかり洗車しておきましょう。そのまま放っておくと、錆びつくことがあります。

雪の降り始めでも油断禁物。気を付けないとどうなる?

雪の降り始めって、何に気を付けたらいいですか?

「雪がチラつき出す=気温が低くなる=路面も凍結し始める=全体的に路面のグリップが下がる」という図式を、まずは意識することが大切。

雪が降り始めた時は、舗装のアスファルトもまだ見えたりしているから、意外とタイヤもグリップしたりするんですよね。

だからまだ、意外と滑らないな~、大丈夫だ、なんて思って走っていると、いきなりズルッと滑ったりするから、とにかく油断しないこと。

具体的にどのようなことに気を付けていればいいですか?

最近はタイヤも良くなって、クルマの方も横滑り防止装置とかもついているから、意外と走れちゃったりして、スピードも出がちなんだけれど、いきなり滑り出した時にすぐ止まらなかったりするから、速度はきちんと意識していないとダメ。

イメージ的には普段の2割くらいはスピードを落として走ることが大切です。

積雪した後の運転は?

積雪した後の運転の仕方のコツを教えてください。

雪が積もった後は、全般的に滑るので、いちばん大切なのは予測しながら運転すること。

ここからブレーキ踏んだらどこで止まるかな~とか、アクセル開けるときも、ここでたくさん開けたらスリップするかな~とか、カーブに入る時もこのスピードは高くないかな~とかね。
常に先のことを想定する運転を心掛ける。

じゃあ普段以上に“かもしれない運転”を心掛ける事が重要ってことですね。

そうです。何かあってから慌てるんじゃなくて、常に普段以上に運転に意識を持って、常に何かあったらどうしようという心構えを持つくらいのスピードダウンだったり、余裕を持つことが重要。

滑り出してから、あ!っと慌てるんじゃなくて、その前の段階で心の余裕を持てるくらいのスピードまで落とすことが、いちばんのコツになります。

雪の状態で走りやすさは変わってくる

雪道と一言でいっても色々な状態がありますよね。

アスファルトがところどころ見えているくらいの雪の降り始めよりは、積雪路面の方が当然滑りやすくはなるんだけれど、雪もいろいろ種類があることを知っておくことが重要ですよね。

雪が降った後は圧雪路面になっていることが多いですよね。

圧雪路面と呼ばれる、スタッドレスタイヤがしっかり雪を掴めるような状態の時は、乾燥路面よりは当然コントロールは難しいけれど、ある程度走れたりする。

そんな圧雪路面と、ツルツルのアイスバーンでは、クルマの挙動もまったく変わるから、何かあった時に対処できる心の余裕のひとつとして、路面状態を見極めるということも重要です。

滑りやすい路面とは?

路面を滑りやすい順に並べるとどうなりますか?

それでは、6つの路面状態をランキング形式で解説していきますね。

第6位 圧雪路

スタッドレスタイヤできちんと雪が掴めるような状態。この状態は意外と滑らずに走れます。特に気温が低く乾いた雪路面になっていると、ビックリするほどグリップしたりします。

第5位 シャーベット路面

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第4位 踏み固められた雪

アイスバーンまでとは違って氷ではないんだけれど、例えばスキーで言うとみんなが滑った後みたいな、カチコチに固まってちょっと磨かれかかった雪路面。

第3位 アイスバーン

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*μ(ミュー)とは摩擦係数の事を指し、今回の場合はタイヤと路面の摩擦力を表します。簡単に言えばμの指数が低ければ滑りやすく、高ければ滑りづらい。

第2位 ミラーバーン

これはアイスバーンが鏡のようにピカピカに磨かれた状態。交差点の手前のみんながブレーキを踏むポイントなどは、ブレーキングでどんどん氷が磨かれていって、ミラーバーンと呼ばれる状態になるので要注意です。

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これはアスファルト舗装の表面に薄く氷が乗っている状態なんだけれど、氷は透き通っているので、下のアスファルトが透けて見えて、あたかも凍っていないように見える路面のことを言います。

これが起こる時は、急激に気温が冷え込んで表面の水分が凍ったような状況なので、凍ってることにいちばん気が付きにくいんだけれど、いちばん滑る路面なのでかなり厄介です。

夏タイヤの状態で雪が降ってきた。どうする?

まだ夏タイヤのままなのに、雪が降り出してきちゃいました。どうしたらいいでしょうか?

早めにあきらめてUターンするのがベストです! そんなことにならないように、早めにスタッドレスタイヤに交換しておきましょう。

引き返している途中で、どんどん雪が降ってきちゃったらどうすればいいですか?

引き返している途中でどんどん降りが強くなってきたら、ちょっとでも雪がついてなさそうな路面を探しましょう。

もう、慎重に行くしかないので、急のつく操作はしないこと。急なブレーキ、急なハンドル、急なアクセル操作をしないことです。

例えば、ブレーキはドンと踏まないで、ジワーっと踏みこんでいくとか。

でも、あまり踏まないとどこまでも止まらないからそこはジワリとね。

アクセルもドンとオンにしないで5%→10%→15%とか、いきなりじゃなくジワリと開けていくように慎重な操作で。
なんとか引き返せるところまでたどり着きましょう。

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雪道の高速道路での運転の仕方のコツを教えてください。

高速道路はゆっくり走るのがいちばん大切。夏に比べて車間距離を倍以上取るとか、結構除雪はされているからといって、自分の運転は過信しないこと。

車線も見えなくなっていたりするので、周囲のクルマにも注意を払って走らないといけないですよね。

いちばんの注意ポイントは以下のようなものです。

  • 日陰
  • 橋の上
  • トンネルの出入り口

この3つのシチュエーションは路面温度が低そうですね。

特に橋の上なんかは、地熱がないし、風も抜けるので凍っていることが多いんです。

そこにカーブが含まれると特に注意しなきゃいけなくならなくて、例えば手前のカーブと橋の上のカーブでは、同じスピードでは危ないので、あらかじめ減速して進入速度を調整しておくなんていうことが大切。

カーブの途中で減速しなければいけないような運転ではなくて、真っすぐの時にしっかり減速して、見えているカーブを適切に曲がれる速度まで落としてから入っていく。

もし、カーブの中でさらに減速しなきゃいけないような状況になっても、急減速はしないで、ジワッと丁寧な操作をする。

クルマが急激に暴れるような操作はしないことが大切です。

雪道にワダチがある時の走り方

ワダチができていることもあると思うのですが、ワダチはどうしたらいいですか?

ワダチの状況にもよるけれど、ある程度のワダチはみんなの走っているラインを走るのがいいですね。

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流れにさからわないことが大事なんですね。

注意しなきゃいけないのは、ワダチから出ないといけないとき。

例えば、前のクルマを避けなきゃいけないなんていうときは、ハンドルに力が入りすぎると、咄嗟にハンドルが切れなかったりします。危ないから、怖いからと、ハンドルをギュッと握りしめている人もいますが、手や腕に力が入りすぎていると、急な操作はできません。危ない時だけしっかり握ればいいので、それ以外の時は握りしめないで軽く握ることを心掛けましょう。

坂道の走り方のコツ

雪の坂道の走り方のコツってありますか?

上り坂は手前である程度加速して上っていきます。

坂道の途中で急にアクセルを踏み込み過ぎてスリップするとグリップが戻らなくなりがち。

逆にすごく急な坂で怖いからと言って途中でアクセルを緩めすぎると、上りきれなくなってしまったりするので、途中で無駄に加速しすぎないこと。

止まりそうになってもアクセルは抜かないことがポイントになります。

なるほど、では下り坂はどうでしょうか?

下り坂は積極的にエンジンブレーキを使いましょう。

急な坂になればなるほど、ギアの段数を低くして、強めのエンジンブレーキをかけて、フットブレーキと併用するようにします。

AT車でも、ローギアやセカンドギアはあるので、低いギアに落としてエンジンブレーキを使ってください。

急ブレーキが必要!そんな時は?

急ブレーキを踏まなければいけない状況になってしまった時はどうすればいいですか?

古い車に乗っている人は、ABSの制御の性能が今ほどよくないので気を付けなければいけない時があるけれど、いまのABSがついているクルマは、ABSの性能がいいので、それに頼ったほうがいいです。

思いっきりブレーキペダルを踏んで、ABSの制御に頼ったほうがクルマは短い停止距離で安定して止まります。

駆動方式の違いによる走り方の違いは?

FF、FR、4WDと、駆動方式によっての走り方の違いはありますか?

特に慎重に走らなければいけないのは、FRですね。

FRはリアが駆動輪なのに、荷重が少ないので、アクセル操作を慎重にしないと挙動が乱れがちです。

FFはフロントにエンジンがあるから、駆動輪に荷重が掛かって、駆動力もしっかりかかるので、雪道ではFRより走りやすい駆動方式と言えます。

僕が住んでいる北海道でFRに乗ってる人は、冬は後ろに重しを載せている人が多いです。

タイヤを2本くらいトランクに載せておいたりすると、全然トラクションのかかり方が安定するんですよね。

雪にも強そうな4WD車は?

4WDは4輪に駆動力が掛かるから安定して走りやすいけれど、いざ止まるとなると車両重量が重いので、逆に止まりにくくなります。

止まるのは駆動方式よりも、タイヤの性能によるので、どんな駆動方式でも慎重に操作してください。

「スタックしちゃった・・・脱出したい」どうすればいい?

スタックしちゃったときはどうすればいいですか?

JAFを呼びましょう!

自分でなんとかできそうなときは、いらなくなった毛布を下に敷いて脱出するというのが手っ取り早いけれど、そういった緊急用のグッズもない場合には、フロアマットを駆動輪の下に敷くのも手です。

FFなのかFRなのかを事前に把握しておくことが大事になりますね。

4輪駆動の4WDだとどうすればいいですか?

4WDの場合は、基本的に前輪の下に敷きます。

駆動をかけるというのもそうですが、ハンドルも利かせる必要があるので、前輪がオススメですが、空転しているタイヤの下にフロアマット等を敷いて、タイヤの抵抗になりそうな雪の塊や石などがある場合には退けて脱出します。

山道などに置いてある滑り止めの砂の使い方

山道の脇などに滑り止めの砂が置いてある時があると思うんですが、これもスタックした時に使えるんですよね?

滑り止めの砂は、タイヤの後ろに撒いて少し下がって、そこでグリップを得て少しだけ勢いつけて上がります。

北海道には交差点などにも砂が置いてあったりするので、気が付いた人が撒いてあげたりするんですよ。歩行者が砂袋を持って撒きながら歩いてあげる。そうすれば後ろの人も滑らないですからね。

ちなみに雪道の歩き方ですが、基本すり足で。

極端に片足をあげずに、両脚に力が掛かるように、荷重は前とか後ろに極端にせず、全体に荷重を掛けるようにして、小さい歩幅で歩きましょう。

最後に

「運転が巧いと言われる人ほど、ものすごく気を付けてるよ」と、奴田原さん。

雪道の怖さを知っているからこそ、路面の状況の変化や温度の変化などに、ものすごく気を配って情報を得て、これまでの経験と照らし合わせて、急な挙動変化が起きる前に事前に対処しているそうです。

また、「寒くなり始めた時は雪にもまだ慣れていない。半年以上冬道を走っていないわけだから、身体も感覚的なセンサーも滑る路面に対応しきれてないので、雪の降り始めはいちばん気を付けることが大切。特に、完全に雪道になってしまえば、どこを走っても滑りやすいけれど、雪の降り始めは路面のμが高いところと低いところがあるので、いちばん見極めが難しい。身体が冬仕様になるまでは、慎重に走ってくださいね。」
とのことでした。

皆さんも心構えができるくらいのゆとりを持って、雪道を楽しんでくださいね。

この記事を書いたライター

竹岡 圭(たけおか けい)  

モータージャーナリスト、タレント。

テレビやラジオ番組出演のほか、執筆、トークショーなど、カーライフのサポーターとして幅広く活動。モータースポーツにも長年携わり、レースやラリーにもドライバーとして参戦中。「クルマは楽しくなくっちゃね!」がモットーでドキドキワクワクのクルマ選びから愉しさ満喫のカーライフまでフォローする。

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